RoboCup2005の会場インテック大阪
RoboCup2005もとうとう最終日、5日間繰り広げられていた激しいバトルも今日で見納めです。昨日の夜のNHK番組でもRoboCupが大きく取り上げられチーム大阪のヒューマノイドがスタジオでPKのデモを披露しました。
メディアではヒューマノイドリーグが大きく取り上げられていますが、実際会場に足を運ばれると中型リーグが迫力、スピード感があり一番面白いと思います。
さて、決勝でEIGENと対戦するFu Fightersは小型リーグにもともと参戦していたチームでWinKITと同様に長年2位に甘んじていましたがRoboCup2004の小型リーグで優勝しています。数年前から中型リーグにも参戦するようになりついにRoboCup2005で優勝を狙うまで強くなりました。RoboCupではいろいろなリーグがあり複数参加することにより全体の技術レベルアップを図ることもできます。
16時:決勝 EIGEN(慶応) 3点 VS Fu Fighters(ドイツ) 2点
2年連続決勝に進出したEIGENと最近急速に力をつけているFightersとの試合です。両チームともロボットが小型なので6台出場かのですがFightersはロボット故障のため3台しか出場できません。ロボカップでは両チームの台数差は最大1なのでEIGENは4台しか出場できません。王者EIGENに対して1台少なくては勝負になりません。前半はEIGEN2点リードで終了しEIGENの楽勝ムードが漂います。
後半に入りFightersも超強力なシュートで2点返しますが、EIGENも1点を追加し3対2でEIGENの2連覇が決まりました。EIGENは技術力もさることながチームリーダを中心とした試合の運営もピカイチです。来年のRoboCup2006は打倒EIGENをどのチームも考えて新型ロボットの開発並びに戦術を考えてくるでしょう。来年はますますレベルの高い試合が繰り広げられることでしょう。
14時:3位決定戦 Trackies(阪大) 1点 VS Philips 2点(オランダ)
この試合もWinKIT、EIGENと同じような展開になりました。Trackiesは開始早々フォワードがうまくドリブルしボールをゴールへ押し込み1得点獲得します。Trackies優勢のまま試合が進められますがTrackiesのプレスが甘くなった瞬間、Philipsが味方陣地深くから超強力なロングシュートを放ち、2バウンドしてゴールイン。あっという間に同点に追いつきます。Philips相手だと3点以上差をつけなければ安心できます。前半は1対1のまま終わります。
後半に入っても前半と同様に試合が進みます。残り時間が少なくなり誰もがPK戦と思っていた時間帯にPhilipsのゴールキック。アナウンスの藤井先生もゴールキックは直接決めても得点になるので注意を呼びかけます。しかし、そのいやな予想が的中し、ゴールキックがそのまま入り得点となりました。恐るべしPhilipsのキック力。
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