準天頂衛星「みちびき」打ち上げ成功。屋外自律ロボットを導くか。

9月11日、準天頂衛星みちびきの打ち上げが成功しました。まずはめでたいことです。

この衛星は常にほぼ真上に見えるため、GPSと同等の信号を送信し、GPSを補完する機能があります。ビルに囲まれた都市部でも測位が可能になります。そのうえ、GPSを補強する信号を出力し測位の精度をサブメートル級に向上する機能もあるのです。

さらに、次世代の測位技術開発のためcm級の高精度化信号LEXが送信されます。この信号を屋外自律ロボットが利用できれば、ロボットの社会進出も飛躍的に早まることでしょう。

ただ、残念なことに、準天頂衛星がほぼ上空に止まる時間は1日8時間ほどなので、1日中測位するためには後2機必要になります。また、GPSと違う信号を利用するためには、専用の機器が必要になります。今年のつくばチャレンジにはおそらく「みちびき」の恩恵を受けることはできないと思います。

日本の社会が劇的に変革する可能性を秘めている社会インフラだけに実証実験の成功を祈ります。

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でむ

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