ロボカップジャパンオープン2011終了

ヒューマノイドリーグ 出場ロボットの記念撮影

ロボカップジャパンオープン2011が5月2日から5日の会期を終え無事終了しました.

今年の大会はKIT夢考房チームにとっては,厳しい結果となりました.

中型ロボットリーグに出場したWinKITチームが4位,ヒューマノイドリーグに出場したSitiKチームが予選落ちという結果です.原因は準備不足に尽きると思います.

WinKITチームは,ハードウェアに関しては故障も少なく良かったと思いますが,ソフトウェアが不十分でした.特に,準決勝でPK戦になったとき,その対策が不十分だったのが悔やまれます.2004年のジャパンオープンでは決勝戦のPKで対策が不十分だったため敗れた経験が生かされていません.

また,SitiKチームはロボット3台が完成したのが4月に入ってからで,試合を想定したチームとしての動作確認がほとんどできない状態で,歩行制御も昨年と比べて悪くなっていました.そのため,立てつけの悪い今回の競技場のような場所では,満足に歩行できない状態になりパフォーマンスをほとんど発揮することができませんでした.

年内にロボットのハードウェアと基本ソフトウェアを完成させ,1月以降は試合を想定した戦術レベルのソフトウェア開発に専念しなければ良い結果を残すことは難しいと思います.今回の教訓を来年につなげてもらいたいと思います.

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