今年のつくばチャレンジ用に発注していたThinkPad T410が届いた。昨年使っていたT400とCPUしか違わないと思っていたが、大きな違いがあるのでここにまとめる。購入される方は参考にして欲しい。
- 良くなった点
- CPUがCore2 Duo T9600からCore i7 620M
- ディスプレイ解像度の向上。1280×800から1440×900へ
- 4セルバッテリを装着時に、ボディからバッテリがはみ出さなくなった
- USBインタフェースが3口から4口へ増加
- 困った点
- PCカードスロットが廃止され、ExpressCard/34へ
- バッテリの互換性がない
- ディスプレイのHN LEDバックライトがオプションで選べない
- Switchable graphicがなく、インテルの統合HDグラフィクスかNVIDIA NVS3100Mのどちらかを選択
この中で一番困る点はPCカードスロットが廃止された点である。Point Grey社のIEEE1394カメラをノートパソコンで使う場合には今まで、PCカードを差していたがそれが使えなくなる。代理店のビュープラスに問い合わせたところExpressCard/34のカードを紹介されたのでそれを試してみるしかない。これも時代の流れだろう。
- 品名: IEEE-1394b ExpressCard 2-Port 800Mbps for Notebooks, 型番:VP-FWB-EC-2PORT-SET1, ビュープラス
また、Point GreyからUSBカメラとしてFirefly MVとChameleonが発売されたことを知り興味を持った。ステレオカメラを構成する場合は、外部トリガーを使い、異なるUSBバス上でないと同期がとれない点はやっかいだが、価格が安い点とノートパソコンに必ずあるインターフェースで使える利点は大きい。試してみようか?
後は運用上でショックだった点は、バッテリの形状が違うため両者で互換性がない点だ。
悪い点ばかり書いたが総じてT400よりは優れ洗練されている印象を受ける。約150gも軽量化し、ディスプレイの解像度も向上したのでプログラムの生産性を高める上でもとてもありがたい。IEEE1394カメラが使えれば今年のつくばチャレンジで活躍することになるだろう。
なお、気になる価格は、つくばチャレンジでヘビィな計算をするため一番良いスペック構成を選択したので価格は15万円ほどだったが、エントリーパッケージを選択すると10万円ほどで購入できるだろう。
でむ
参考リンク
- ThinkPad Tシリーズ, Lenovoジャパン
- 新シャシーとCalpella採用でコンプリートニューマシンへ進化 – レノボ「ThinkPad T410」, 笠原一輝, マイコミジャーナル
コメント
[…] This post was mentioned on Twitter by ESD-J Hub, gadget. gadget said: つくばチャレンジ2010: ThinkPad T400とT410の大きな違い: 今年のつくばチャレンジ用に発注していたThinkPad T410が届きました。昨年使ってい […]