最終日:ロシア人最高!(日露青年交流事業)

クラスノヤルスク空港で別れを惜しむ

 

10月22日は日本への帰国日。午前中は自由行動。日本人学生達は日本語を習っているロシア人のボランティア学生と近くのショッピングモールへおみやげなどを買い出しへ。私は、日本文化センターの所長に書店へ連れて行ってもらい、ロシアの小学生用教科書と大学入試の共通試験問題集を購入した。6年生ですでに簡単な方程式を習っているもよう。素数の表があったことは興味深かった。教科書は全般的に日本と比較すると分厚く、問題数も多い。

午後は郷土資料博物館を見学し、クラスノヤルスクの歴史を勉強した。クラスノヤルスクは1628年にシベリアの要塞として誕生した。日本では江戸時代にあたる。サンクトペテルブルグやモスクワから遠く離れているため、流刑の地としての悲しい歴史がある。

博物館見学の後は、土産物屋へ行き、マトリョーシカ人形を購入。その後、近くの米国のニューヨークをテーマにした喫茶店でお茶をした。若者に人気があるそうである。ロシアも民主化したということか。何か違和感を覚える。日本人学生とロシア人のボランティア学生はかなり仲良くなっていたため、皆、寂しげに見える。

21時のS7- 507便に搭乗し、日本に帰国するために、クラスノヤルスク空港に向かう。ロシア人ボランティア学生も大勢、空港に見送りに駆けつけてくれた。最後の別れの際、「日本人最高!」と叫んでくれたことには胸が熱くなった。我々の接したロシア人は皆、美しく、やさしく、聡明であった。

「ロシア人最高!」

 

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