決勝戦 Team OSAKA(左) VS CIT Brains and Hajime Robot(右)
2台でゴールをがっちり守るTeam OSAKAのロボット達
キッズサイズ決勝
ロボカップ ジャパンオープン 2007 ヒューマノイドリーグ キッズサイズの決勝は絶対王者のTeam Osakaと今年初参加ながら優れた運動性能を持つ,はじめロボットを擁するCIT Brain and Hajime Robot(以下CIT)との対戦となりました.
試合は動きに勝るCITチームが早くボールに近づきますが,指向性カメラしかないためか,足元付近でボールを見失います.一方,全方向カメラと指向性カメラを有するTeam Osakaのロボットは確実にボールを見つけ,CITよりやや遅いですが,確実にボールへ近寄りシュートし得点を重ねます.後半,CITは4対4の同点まで追いつき場内は沸きますが,最後は確実性に勝るTeam Osakaが2点を追加し勝利しました.
決勝戦だけあって,非常に見ごたえがある試合でした.また,試合後のコメントでCITの林原先生が「学生達は半年間もの間,研究室に寝泊り状態でロボットを開発していた.彼らは寝ていません.」と話されていたことがとても印象的でした.
ティーンサイズ PK戦
キーパー(Team Osaka) VS キッカー(Hajime Robot)
はじめさんのロボットが非常に健闘し,一時リードしましたが,Team Osakaは3,4,5回目のキックを確実に決め,3対2でTeam OsakaのかわいいロボットVstone810が勝ちました.Vstone810は身長80cmで,重量はわずか7.5kgしかないのですね.
今大会は,キッズサイズもティーンも,はじめロボット研究所のロボット達が大活躍した今大会でした.ちなみに,はじめロボットはキッズもティーンも同じプログラムで動いているとのことです.数年後にはこのティーンクラスが3 on 3で試合をし,ロボカップのメインになることを予感させたPK戦でした.
KIT,来年は本格参戦
我々KIT(金沢工業大学)も今回の参戦でヒューマノイドリーグのレベルがわかりました.絶対王者Team Osakaを苦しめたCITチームに3対1と善戦したので,1点を取るという当初の予定はクリアしました.中型で蓄積したノウハウと夢考房のリソースを投入すれば十分やっていけると確信した大会でした.今年は私の研究室単独で参戦しましたが,来年は夢考房チームとして,キッズサイズだけではなくティーンサイズにも本格的に参戦する予定です.
リンク
コメント
インテックスでロボカップ
「ロボカップジャパンオープン2007 大阪」を見てきました。のんびり出発して到着