RoboCup2006: まるで合コン状態? ブレーメン史跡研修

 
       金沢駅ライクな駅前の鳥居

ブレーメン滞在2日目です.今日は,RoboCup会場の下見とブレーメン市の歴史的な遺産などを見学しました. まず,ホテル近くにある中央駅のツーリストインフォメーションにいって情報収集です.何故か今は駅の正面に鳥居がありまるで金沢駅状態です.

ツーリストインフォメーションでは地図,ガイドブック,ツーリストカードを購入しました.ツーリストカードは個人用の1日券7ユーロ,2日券9ユーロと5人グループ用1日券14ユーロ,2日券18.5ユーロがあります.バスやトラム(市電)が乗り放題になり美術館なども割引になるお得なカードです.私たちはグループ券を2枚購入しました.

 
     RoboCup会場となるメッセブレーメン

RoboCup2006の会場となるメッセ ブレーメンは鳥居のある駅側とはちょうど反対側になります.駅を出て100mくらいまっすぐ歩くと左手側に見えてきます.RoboCup中型ロボットリーグが開催されるのはホール5です.チームセットアップは12日からなのでまだ中には入れません.外から中の様子をちょっと見て今日一番の目的は終わりました.

 
ブレーメン音楽隊の銅像で優勝を祈願するメンバー

次は,史跡研修です.地球の歩き方にある定番の史跡・観光スポットは一通り見る予定です.いろいろな見所がある旧市街地までは歩けない距離ではありませんが,ツーリストカードがあるのでトラムで行きました.トラムから降りるとブレーメンで一番有名な?ブレーメン音楽隊の像へ向かい記念撮影を済ませます.銅像をよく見るとロバの両前足と鼻がピカピカです.これはロバの足を触ると幸せが訪れといわれており,ひっきりなしに観光客が触ったためです.もちろん,WinKITの一行もこの御利益にあずかりたいので全員が優勝を祈願し前足を触りました.

 
世界遺産 市庁舎 歴史を感じさせる建物です.


これまた世界遺産のローラント像

他にも世界遺産である市庁舎とローラント像など旧市街地の名所をいろいろ見てまわりましたが12時には予定を全て終え,本日のメインイベントであるBeck’sビール工場の見学に向かいました.私は大のビール好きでほぼ毎日ビールを飲んでいます(最近はビールティストの飲料が多いですが...)Beck’sビー ルは日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが,ドイツ人の4人に1人,アメリカ人の10人に1人は飲み,世界100カ国以上で飲まれている世界的な ビールメーカです.この見学については最近の地球の歩き方に載っていないらしく学生は知りませんでした.私が持っていた2002年版には載っていたので実はこちらにくる前から大変楽しみにしていました.なお,駅のツアーリストインフォメーションでこの工場見学のパンフレットをもらえます.


Beck ビール工場

見学ツアーは月曜日から土曜日まで12時30分,14時,15時30分,17時の4回実施され,英語によるツアーは予約制で14時から実施されます.我々は13時すぎにはツアーがスタートするVisitor’s Centerに到着したので英語のツアーに間に合いラッキーでした.ツアーには一人7.5ユーロもかかるのでちょっと高めですがビール好きな方には十分元が取れます.後で詳しく説明しましょう.

さて,ツアーの内容ですが,Beck’sビールに関する10分程度のビデオを鑑賞し,ビール博物館,ビール工場の見学が約1時間半,最後にお楽しみのゲス トルームによるビールの試飲が約1時間です.説明を聞いていてさすがはビール王国ドイツだと思ったのでは,ドイツでは法律がありビールには一切,コンス ターチ,米,とうもろしこし,豆などの材料を混ぜてはいけないということです.つまり,ドイツの基準では日本のビールはほとんどビールティスト飲料という ことになります.


     Becks ビジター センター

ビール見学の細かい内容は省略し,お楽しみのゲストルームによるビール試飲について説明します.Beck社は2つのブランドがあり,輸出用はBeck’s,国内用はHakke-beckです.試飲ではこの2つの銘柄を当てるという簡単なゲームがあり,その後好きなビールを試飲可能です.Beck’sの方はあまりビターではなく,Hakke-beckは後味に刺激のあるビターテイストです.両方とも余分な混ぜ物がないので日本のビールのような味わい深いというよりとてもピュアな味がします.個人的にはHakke-beckがとても気に入りました.

 
Beck’s Beerのゲストルームにてアメリカの女子大生3人組と歓談するメンバー

私のいるテーブルがこのようにビールの味を堪能しているときに,WinKITメンバーがいる隣のテーブルではキャピキャピした声が聞こえてくるではありませんか?なんとそこはまるで合コン状態です.そのテーブルにはアメリカの女子大生3人組がいてWinKITメンバーと楽しく談笑しています.こういった実践の場で英語力は上達し,その必要性を痛感するものです.あるメンバーは一年間の駅前留学の成果を遺憾なく発揮したのでした.

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