予選2日目
7月14日朝日新聞11面によると大阪府と大阪市は次世代のロボット産業を関西に育てることにより地域の活性化を図る戦略があり、その起爆剤としてRoboCup2005を誘致したと考えられます。そのためか、実際に競技に参加してみて今まで以上にメディアの関心の高さを感じます。特にNHKは力を入れているようで、WinKITも取材を受けました。
さて、本日の主な試合の予定は以下となります。
グループD
10時15分 WinKIT(金沢工大)2点 VS Satrop(イラン) 0点
紫色:Satrop、水色:WinKIT
初出場のイランチームSatropは昨日は全てロボットが動かないため棄権、今日の試合も午前中ロボットを出場させていましたがピクリともしません。ハーフタイムで審判はSatropのロボットは動かないと判断しSatopの棄権となり2対0でWinKITが勝ちました。
13時45分 WinKIT(金沢工大) 1点 VS FuFighters(ドイツ) 1点
紫色:FuFighters、水色:WinKIT
とても緊迫した試合でした。前半、WinKITのフォワードがドリブルで得点したあとはゲームが膠着します。新ルール導入により人間のサッカーのルールと同様にボールをタッチラインやゴールラインから出した場合は、相手方のチームによるスローインやゴールキック、コーナーキックになります。このため、ゲームは頻繁に中断します。6台のロボットには8mx12mのゴールでも狭いのです。
さて、前半はWinKITの1点リードで終了しました。後半開始早々、FuFightersがWinKTIのミッドフィルダーをかわしセンタラインから1mくらいWinKIT陣に入ったところから強力なミドルシュート。WinKITのゴールは少しも動けず1点を失いました。その後、WinKITもFuFightersのゴール前まではボールを運びますが、相手の数台によるディフェンスに阻まれ得点できず試合終了になりました。
この結果によりWinKITは1次予選を通過できます。FuFightersはOrientとも引き分けていますので、WinKITは明日Arosとの試合に勝つと1次予選1通過になります。
12時45分 Orient (東洋大) 7点 VS Aros(スウェーデン) 0点
紫色:Orient、水色:Aros
グループA
13時30分 EIGEN(慶応) 9点 VS DIT-RC 0点(大同工大)
グループB
11時15分 Trackies(阪大) 0点 VS Cops(ドイツ) 6点
この試合の主審を務めました。Trackiesは春季競技会では準優勝したのですが、この試合ではロボットが思うように動いていません。後でTrackiesのメンバーに聞いたところ電源系統にトラブルを抱えているそうです。Trackiesは最初5台出場させていましたが故障ですぐ4台になりました。Copsは6台のロボットを出場させているので4対6では勝負になりません。しかもCopsのシュートは強力なループシュートでキーパーの頭を超えます。当初の予想に反してCopsの一方的な試合内容でした。
コメント
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筆者の住む東京八王子に近い羽村市。ここに恐竜ロボットの世界的トップメーカーが。
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ひところ話題になった犬型ロボット。育て方?でいろんな性格を身に着けていくロボット