今まで、自分のPCではLinuxとWindowsを両方とも使わなければならないのでデュアルブートをしていた。デュアルブートでは2つのOSを同時に使うことはできないし、ハードディスクの使用も無駄があるので、試験的にubuntuにvmwareを入れて、そのゲストOSとしてWindows10をインストールして使い始めた。
そこで、問題になるのがOneDriveである。常にオンライン環境ではないので、ローカルPCにもOneDriveの全てのフアイルを保存し、同期して作業をしている。これらのファイルをどこに保存するか考えたところ、仮想マシン上よりubuntu上の方が、LinuxからもWindowsからもアクセスが容易なことからubuntu上に保存することにした。
OneDriveのLinuxクライアントを調べたところ、このウェブサイトに方法が記載されていたので、それに従った。ただ、makeでエラーが出てコンパイルできないので、このサイトのReadme.mdに従ってインストールした。以下はその作業のメモ。
環 境
- Ubuntu 16.04.4
- Windows10.1
準 備
sudo apt install build-essential
sudo apt install libcurl4-openssl-dev
sudo apt install libsqlite3-dev
curl -fsS https://dlang.org/install.sh | bash -s dmd
コンパイル
source ~/dlang/dmd-2.081.2/activate
cd ~/src
git clone https://github.com/abraunegg/onedrive.git
cd onedrive
make
sudo make install
クライアントの使用
onedrive --synchronize
- マイクロソフトのアカウントにログインして、アプリケーションにファイルへのアクセス許可を与える必要がある。与えると空白ページにリダイレクトされるので、そのURLをコピーして、端末に貼り付ける。この作業は、ここに写真入りで詳しく書かれている。
- ~/OneDriveにファイルがダウンロードされる。初回は、ファイルの容量とネットワークのスピードによるがこの作業に相当時間がかかる。
サービス化
- Ubuntu起動時に自動的に立ち上がるようにする。
systemctl --user enable onedrive
systemctl --user start onedrive
- ログを見る
journalctl --user-unit onedrive -f
詳しい使い方は以下のURLを参照してください。
以上
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