RoboCarミニレースの教訓

大学院制御系設計解析統合特論の最終発表会・講演会でZMPのRoboCarを使ったミニレースがあったので紹介します.


RoboCar

RoboCar

ミニレースはRoboCarを使って講義塔のある階を概ね1周自律走行するものです.つくばチャレンジの屋内ミニ版といったところでしょうか. 最終発表会・講演会では,学生の口頭発表の後に,ZMPの篠原さんがRoboCar開発に関する講演をされ,そのあとでミニレースがありました.

講演会講師の篠原さんは本田技研に勤められた経歴の持ち主で,学生時代はロボコンにのめりこんでいたそうです.講演会にはKITロボティクス学科学部1年次生も出席し本当に居眠りもなく熱心に耳を傾けていました.質疑応答の際,夢考房プロジェクトに所属している学生が「どのようにしたらプロジェクトを計画どおりに進めることができるんですか?」かという非常に重要な質問をしました.篠原さんは「学生時代はスキルもあまりないのでどうしても計画より遅れてしまいます.その時は,余裕のある人がよってたかって助けていました.時には3徹も.」という趣旨の回答をされていたのが教訓として印象的に残りました.

仲間だから分野が違っても助け合う.それによって,プロジェクトは予定どおり進み,助けた本人も本来専門ではない分野の知識が身に付く.一石二鳥ではありませんか.ロボットは工学の結晶ですから,そのような人材が必要です.

さて,レースの方ですが,5チーム参加して見事2チームが完走しました.短い講義時間でよくやったと思います.完走したチームはレーザスキャナを主に使っていました.また,完走まであと少しでしたが,天井にある蛍光灯をランドマークとしてうまく識別していたチームもあり大変興味深いレースでした.

でむ

参考リンク


見事ゴール地点で停止したRoboCar

見事ゴール地点で停止したRoboCar



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