昨年末ニューヨークに行ってきました。その目的の一つがメトロポリタン美術館見学でした。誰がいったかわかりませんが世界三大美術館(他はルーブル美術館、大英博物館)の一つです。日本人は世界三大というのに弱いですね。私は函館出身で、函館の夜景は今のところ世界一は美しいと思っていますが、函館市はこれを世界三大夜景といって盛んに宣伝していました。後の二つはナポリと香港なんだそうですが、香港にいき夜景を見たときに香港の人に聞きましたが「世界三大夜景何て聞いたことがない」と話していました。そもそも函館を知っている人は世界では少ないと思いますから当然といえば当然です。
メトロポリタン美術館も函館の夜景も世界三大であるかどうかは別にして、どちらも世界的に見て非常に素晴らしいものです。メトロポリタン美術館は古代から現代までの絵画200万点がありとても一日で全部見ることはできません。私は3時間しか時間がなかったので駆け足で館内を回りました。美術の教科書等でおなじみの近代ヨーロッパ絵画は、パリのオルセー美術館にはかないませんがそれでも相当の量があります。
それよりも印象に残ったのはArms and Armorという展示コーナーです。そこには剣、甲冑、日本の鎧、日本刀、鉄砲などが広いスペースに並べられていました。特にヨーロッパの甲冑は圧巻でした。50体以上はあったと思います。甲冑はどれもピカピカに輝いておりデザインもとても美しくさながらヒューマノイドロボットのようでした。恐らく現代のロボットデザイナーや漫画家の中にはこれらの甲冑のデザインを参考にした人も多いと思います。現在のヒューマノイドロボットは甲冑のように外骨格式のものが多いので甲冑のデザインはとても参考になります。しかも、甲冑はもともと人間が着用するようにデザイン、製作されているのです。美術館見学でヒューマノイド開発に関するヒントを発見しました。
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