Ubuntu18.04にバージョンアップしたのでYolo V3のフレームワークdarknetをインストールしたときのメモ。
上の例では、処理時間がV2が18.9[ms]、V3が22.7[ms]と多少遅くなっているが、予測確率が80%台から90%台と10%近く向上している。
- 環境
- Razer Blade 15
(CPU: Intel i7-8750H, Memory:16GB, GPU: Nvidia 1070 Max-Q Design, Memory: 8GB) - xubuntu 18.04.2 (USBメモリでインストールし、upgrade後は18.04.3)
- Kernel 5.0.0-37-genericDELL Alienware 15 R4
- gcc/g++ 7.4.0
- Razer Blade 15
- Darknetのインストール
- この指示にしたがいDarknetをインストールする
- $ cd ~/src
- $ git clone https://github.com/pjreddie/darknet.git
- $ cd ~/src/darknet
- Makefileの該当行を以下に変更
- GPU=1
- CUDNN=1
- OPENCV=1
- ARCH= -gencode arch=compute_61,code=[sm_61,compute_61]
- NVCC=/usr/local/cuda/bin/nvcc
- $ make -j 6
- Yoloのウェイトのダウンロードと実行
- $ cd ~/src/darknet
- 学習済みのウェイト(パラメータ)ファイルをダウンロード
- $ wget http://pjreddie.com/media/files/yolov3.weights
- サンプルの実行
- $ ./darknet detect cfg/yolov3.cfg yolov3.weights data/dog.jpg
- 実行方法
- ノートPC内蔵カメラ
- $ ./darknet detector demo cfg/coco.data cfg/yolov3.cfg yolov3.weights
- 以下のようなエラーが出る場合は、ノートPC内蔵カメラがBIOSの設定で無効になっていないか調べ、有効にする。
- Couldn’t connect to webcam.
: Resource temporarily unavailable
darknet: ./src/utils.c:256: error: Assertion `0′ failed.
- Couldn’t connect to webcam.
- 以下のようなエラーが出る場合は、ノートPC内蔵カメラがBIOSの設定で無効になっていないか調べ、有効にする。
- $ ./darknet detector demo cfg/coco.data cfg/yolov3.cfg yolov3.weights
- 動画ファイル
- Webm形式の動画ファイルは問題なく動作する。
- $ ./darknet detector demo cfg/coco.data cfg/yolov3.cfg yolov3.weights <video file>
- ノートPC内蔵カメラ
- テスト
- 下図はノートPC内蔵カメラで壁を撮ったときの識別結果。私の環境では約28フレーム/秒でリルタイムで識別でき、時計の確率は98%、カレンダーに写っている女性はpersonの確率61%で、時々、birdと識別された。
以上
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