先月開催されたロボカップジュニア金沢の無料体験教室ではダイセン電子工業が開発したe-Gadget-TTというロボットを使った.e-Gadget-TTは単3乾電池3本で動き,入出力ポートが10個もある.しかも,CPU (PIC18F2520)を搭載したコア部とモータボード部が分かれており,モータボード部を変えることによりいろいろなロボットを作ることができる.最もうれしい点はその価格だ.レゴマインドストームNTXを購入すると4万円程度するが,e-Gadgetなら1万5千円でおつくりがくる.この価格なら普及するだろう.
私が使ってみてさらに教育上に良いと考えられる点は C-Styleというソフトウェアだ.これはC言語の上に皮を被せてマウス操作だけで簡単にプログラミングができる(図1参照).少し凝ったことをするためにはマウス操作だけでは無理でC言語のコードを使う必要があり,そのコードを埋め込むことができる.さらに,メニュー選択でC言語のソースコードに変換することができ,編集スタイルを変更するとC言語でのプログラミングが可能となる(図2参照).遊んでいるうちに自然とC言語をマスターできるすぐれたソフトウェアだ.大学でもC言語の導入教育に使えるのではないだろうか.
なお,C-Styleは無料で次のウェブサイトからダウンロードできる.ただ,e-Gadget-TTを使わないと面白みがわからないだろう.
でむ
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