RoboCup2006: 一次予選2日目


WinKIT VS  Minho (全く動かないWinKITのロボット達. Minhoに一方的に攻められる)


6月15日(木) RoboCup2006 中型ロボットリーグの予選2日目です.

WinKIT は3連勝しないと一次予選敗退濃厚となります.今日の対戦相手の中で常に決勝トーナメントに進むチームはポルトガルのMinhoです.昨日の試合ではゴー ルキーパーが蹴ったボールがワンバウンドして得点となり,自陣から相手のゴールを十分狙えます.とにかく,どの位置でもフリーにさせたら失点します.この チームに勝たないと恐らく久しぶりに一次リーグ敗退となります.ミラクルを起こせるか学生たちの頑張りに期待してください.

Minhoのシュート練習の動画(昨日の試合ではこの1.5倍くらい強力だった)

昨日はアクセスポイントが802.11aと802.11bを分離できない機種であったため,今日はそれを分離できる機器に運営側が変更しました.そのため,昨日よりネットワークの状態は少しましになりましたがときどき全く通信ができなくなる状態でした.

一 方他の日本勢は,Hibikino-Musashi (九州工大,北九州市立大,FAIS)2勝,The Orient(東洋大)2勝,EIGEN(慶應大)1勝1敗, Trackies(阪大)1敗となっています.Trackiesはロボットの調子が悪いよ うなので心配ですが,他のチームは2次予選に進むと予想されます.

  • 11時(日本18時) WinKIT  7点 VS  RoboFoot (カナダ) 0点
    今 日は無線LANの調子も良くやっと本来の調子を取り戻してきました.昨日は無線の状況が悪いための理由でIsePortに負けました.Orientに負け た理由は彼らの方が我々より強かったからです.WinKITのシステムはロボット相互間の情報を無線LANで共有し強調動作を決定しています.このように に強く無線LANに依存しているためネットワークの通信状況が悪いと力をほとんど発揮できません.ロボットシステムとソフトウェア開発が今後の課題です.

  • 14時(日本21時)   WinKIT  0点 VS  Minho(ポルトガル) 4点
    試 合開始早々は無線LANの調子も良く快調に動いてMinhoと一進一退の試合を繰り広げましたが,またもや無線LANの調子が悪くレフリーボックスからロ ボットへのシグナルが届きません.特に,後半は起動のシグナルがロボットに届かないため全く動かない状態が続き,一方的な試合結果となりました.

  • 16時(日本23時) WinKIT  5点 VS  MRT(イタリア) 1点
    試合開始直前にネットワークの調子が両チームとも悪くなり30分ほど待ち,状況が回復したので両チームともほぼ実力を出し切ることができました.もし,相手チームの無線機器の調子が良く我々だけが悪かったら前日と同じ結果になっていたでしょう.

日本チームの試合結果

日本勢はWinKIT以外全チーム2次予選進出が決まりました.おめでとうございます.

  • Orient(東洋大)   1点 VS   Minho(ポルトガル)   3点
    前半は1対1でしたが,後半はMinhoのスーパーキックを防ぎきれずOrientは2失点しました.
  • Eigen(慶應)     7点 VS    Jao Long, & Nu bot(中国) 0点
  • Hibikino(九州連合)7点 VS  Philips(オランダ)     1点
  • Hibikino(九州連合)9点 VS  ISoc & CAMBADA   0点
  • Trackies(阪大)     0点 VS    Triboot(ドイツ)     13点
  • Trackies(阪大)   5点 VS  Mostly harmless & Allemaniacs 2点
  • Trackies(阪大)   2点 VS   Jao Long & Nu bot(中国) 2点

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