今までDemuLab及び夢考房ロボカッププロジェクトで開発したロボットを御紹介します。RoboCup Japan Open99に参加するために開発したロボットKESE1が第1号機です。第1号機の開発にあたっては過去一度もロボットを作ったことがなかったので阪大浅田研の高橋先生のホームページを参考にしました。基本的には山彦台車に工業用コンピュータとカメラを載せただけのロボットでした。Japan Open99ではあまりに浅田研のロボットに似ていたため審判が間違えたというエピソードが残っています。
現在ではRoboCupを通じてノウハウも少しずつですが蓄積され、設計(3DCAD)、構造解析、製造、ソフトウェア開発を含めて自主開発可能となりました。私達が非常に恵まれている点は、「もの創り」を強力に支援する本学独自の教育システム「 夢考房 」があり、学生が技師の支援を受けて自由に物作りをできることにあります。
ついに、RoboCup2002世界大会中型ロボットリーグで金沢工大夢考房WinKITチームが阪大浅田研Trackiesを破り準優勝することができました。 1999年Japan Open以来 Trackiesに勝ったのは日本チームとしては初めてだと思います。Trackiesはそれほど強いチームだったのです。WinKITチームは2003年のJapan Openで優勝し、RoboCup2003,2004世界大会でも準優勝の成績をあげています。現在は、RoboCupヒューマノイドリーグ出場を目指して夢考房のメンバーが中心となってヒューマノイド開発に取り組んでいます。
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