評判が良かったので購入して読みました.英語は和訳して理解するなということは全くの同感です.英語論文やロボカップの国際ルールなどを和訳して後生大事に使っている学生がたまにいますが時間のムダです.訳する時間があれば何度でも読んで理解すべきで,わからない単語だけ意味を書き込めばよいのです.
また,村上さんの本は定量的に目標を定めているところが,理工系にはわかりやすいですね.
- 読書 100万語
- 単語 1万語
- リスニング 1000時間
- スピーキング 100の話題を丸暗記
これだけやれば,英語ができるようになるのは当然ですが,上記をまじめにやれば毎日5時間必要で,それを3年間やり遂げる.多少休みをいれて,約5000時間.一流のプロになる訓練時間の目安が10000時間なので,その半分に相当します. これを日本にいてやり遂げるには相当の意志力が必要.チャンスのある若い人は留学し,強制的に英語を毎日使わなければならない環境に自分をおければ2年もすると英語ができるようになると思います.
なお,この本では書かれていなかったのですが,英語で思考できるようになるためには英和辞典を使っていてはだめで,英英辞典の使用をお勧めします.
OALD(Oxford Advanced Learner’s Dictionary)オックスフォード現代英英辞典 DVD-ROM付(iphone, androidなどアプリもあるそうです)は評判が良く,昔,留学したときにESL(English as a second language)のアメリカ人の先生に勧められました.demura.netの左サイドバーにOALDのリンクがあるので試しに使ってみてください.
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