ものを書いて食うための3000部の壁

ITメディアのAlternative Blogから久しぶりに面白い記事を発見しました。

私は分担執筆含め3冊しか本を書いていないので業界のことは詳しくわかりませんが、初版の部数は非常に大きな意味を持ちます。工学系専門書の場合はほとんど部数がでないので3000部が売れることはそんなに簡単ではないと思います。つまり、多くの場合は企画倒れに終わり本にさえならない。上記記事の著者今泉さんは約3ヶ月かけて初版3000部、印税30万円 (書価1000円、印税10%)ではライターとして食っていけないと述べています。

確かにそのとおりだと思います。私のような大学教員の場合は、本を書き印税をもらえれば給料以外の収入となります。しかし、本を書くために必要なエネルギーと時間は論文数本分必要です。3ヶ月間、土日などの余暇を全部削って30万円程度の収入ではモチベーションがわきません。

今泉さんが記事で紹介したKindle印税35%はライターだけではなく、大学教員というニッチな?集団にも非常に魅力的なプラットフォームに思えます。大きな変化が現れる予感がします。

でむ

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