石川県国際交流センターで8月9日(日)に開催された「インドの頭脳パワーの秘密~インド教育と哲学~」に参加しました。講師は二ヤンタ・デシュパンデさんです。
彼はビジネスコンサルタント、レキシコン アソシエーツ の代表であり、日本でインド人学校を設立されました。それよりも、読者の皆さんは、インド式計算法を日本に初めて紹介した人と言った方がおわかりだと思います。インド式計算法関連の書籍は合計100万部売れたそうです。
講演の内容は、始めにインド式計算を30分程度紹介した後は、インドの歴史、教育、哲学のお話でした。彼はインド人学校を日本で設立した経験があり、教育についても大変熱く話されていました。
その中で、私が共感した言葉を紹介します。
「ある程度の詰め込みがないと、アウトプットがない。インプットの質と量により、アウトプットの質と量が決まる。」 黒澤明氏の言葉から「想像力は全て記憶力である。」
これは極めて当たり前のことです。ゆとり教育の時代に知識の詰め込みより、自分で考えることにあまりにも重点の置かれた時期がありました。ところが、考えるためには自分の持っている知識が前提になります。高校生が出来ることと大学生の出来ることは違います。それは大学でより深い専門知識を学ぶからです。「知は力なり」なのです。
また、最近の脳科学の知見から体と精神は密接に関連していることがわかってきました。インドのヨガは体と精神の健康法であり、自分のマインドをコントロールする手法がヨガであるとのことでした。
次のウェブサイトにデシュパンデのインタビュー記事がありますので、興味のある方は読まれると講演の内容が概ねわかります。
最後にデシュパンデさんがご推薦された書籍を紹介します。インドの苦悩の歴史がわかります。
でむ
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