夢考房と工学設計教育、文科省COLに採択

金沢工業大学が文部科学省の教育版COEプログラムと呼ばれている「特色ある大学教育支援プログラム」に採択されました。 課題名は「工学設計教育とその課外活動環境」で、工学設計教育は1995年から開始された教育改革の目玉で、単に知識や技術を学ぶだけではなく工学に必要な一連の過程を学び体験します。 「その課外活動環境」は主として夢考房のことを指します。

私も1997年から工学設計教育関連の授業を担当し、夢考房もロボカッププロジェクトの指導責任者として見てきました。学内でも工学設計教育に関しては賛否両論がありますが、学生には概ね好評のようです。ただ、1,2年次は時間数が少なく、4年次では卒業研究の代わりに工学設計の授業を行いますが担当する先生により指導方法等が異なるので他大学の卒研と内容的にはあまり変わらところもあります。この教育システムの理念は素晴らしいので、運用の面で更なる工夫が必要と考えます。

夢考房については、本学独自の教育システムで成果も多々あります。昨年、100マス計算がいろいろなメディアで取り上げられて初等教育に大きな影響をあたえましたが、夢考房の教育効果はもっと大きいと考えます。なぜなら、このシステムは高等教育だけではなく、初等、中等教育にも適用可能だからです。人間の脳の可塑性から考えても、小学校から取り入れた方が教育効果は高いと考えます。夢考房の教育システムを詳細に研究することにより日本の教育システム全般に応用することが可能になります。そういった観点からも教育版CEOの採択の意義は大きいと考えています。

参考リンク
「特色教育」80件採択、単科大・地方短大も 文科省 asahi.com
教育版COE 文部科学省の「特色ある大学教育支援プログラム」に採択!! 金沢工大