irrDrawstuffインストール法を説明します.今回は一番ユーザが多いと思われるWindows VistaとVisual C++ 2008 Expression Editionを使った場合です.ODEが既にインストールされている方はBからスタートしてください.
A. ODEのインストール
B. irrlichtのダウンロードとインストール
C. Visual C++ 2008 Expression Editionの設定
D. irrDrawstuffのダウンロードとインストール
A. ODEのインストール
B. irrlichtのインストール
C. Visual C++ 2008 Expression Editionの設定
1.まず,Visual C++を起動します.ツール(T)→オプション(O)を選択し,VC++ディレクトリのインクルードファイルを以下のように追加する.なお,irrlichtのバージョン番号はお使いのirrlichtのバージョンに変更してください.つまり,irrlicht-1.7.1をお使いの場合は下図のirrlicht-1.6をirrlicht-1.7.1に変更する必要があります.
・c:¥ode-バージョン番号¥include
・c:¥irrlicht-バージョン番号¥include
2.VC++ディレクトリのライブラリファイルを以下のように追加する.
・ c:\irrlicht-バージョン番号\lib\Win32-visualstudio
D. irrDrawstuffのダウンロードとインストール
1.このページからダウンロードし,デスクトップへ保存する.
2.解凍ソフトの準備(持っていない方のみ)
irrDrawstuffバージョン.zipはzipフォーマットで圧縮されていますのでzipを解凍できるソフトウェアをインストールしてください.ここでは,私が愛用しているLhaplusという圧縮・解凍ソフトを使います.GoogleでLhaplusを検索するとダウンロード先を簡単に見つけることができます.
3.解凍と移動
- デスクトップにあるirrDrawstuffバージョン.zipをダブルクリックすると,irrDrawstuffバージョンというフォルダがデスクトップに生成されます.
- irrDrawstuffバージョンフォルダをCドライブのすぐ下に移動する.
- マウスをirrDrawstuffバージョンフォルダに当て,右マウスボタンをクリック,「切り取り(T)」を選択.
- スタート→(マイ)コンピュータ→ローカルディスク(c)をダブルクリック.
- マウスの右ボタンをクリックし,「貼り付け(P)」を選択.
4. ビルド
- Visual C++ 2008 Express Editionを起動
- メニューバーから「ファイル(F)」→「開く(O)」→「プロジェクト/ソリューション(P)」を選択
- c:\irrDrawstuff-バージョン番号\build\vs2008\irrdrawstuff.slnを選択
- ビルドターゲットがDebugLibであることを確認する.
- 「ビルド(B)」→「ソリューションのビルド(B)」を選択
- デモプログラムの実行ファイルは次のフォルダに生成される.
- c:\irrDrawstuff-バージョン番号\lib\DebugLib
- c:\irrlicht-バージョン番号\bin\Win32-VisualStudioの中のIrrlicht.dllをc:\irrDrawstuff-バージョン番号\lib\DebugLibにコピーする.
- 試しに,amotor.exeをダブルクリックして起動すればirrDrawstuffのビルド成功.
これで,irrDrawstuffのインストールは終わりです.