シミュレータGazeboを使って地図を作り、自己位置を推定し、目的地までナビゲーションする自律移動ロボットに必要な一連のタスクをさせましょう!
ここでは地図作成にgmappingパッケージ、自己位置推定にamclパッケージ、ナビゲーションにnavigationパッケージを使います。
参 考
0.準備
- 以下を~/.bashrcの追加する。
export LASER=rplidar export NUM_ROBOTS=1 export RVIZ=true
1. 地図作成
地図を作るために端末を3つ開く。
(1) 1番目の端末で次のコマンドを実行すると、gazeboシミュレータとOSのビジュアライゼーションツールrvizが起動する。
$ export LOCALIZATION=slam
$ export RVIZ_CONFIG=navigation
$ roslaunch ca_gazebo create_house.launch
- 最後の引数にはシミュレーション環境を指定する。create_house.launchは家のシミュレーション環境である。~/catkin_ws/src/create_autonomy/ca_gazebo/launchにいろいろな環境がある。
- エラー1:Gazeboを起動しても以下のエラーで画面が真っ暗らな場合
[Err] [REST.cc:205] Error in REST request
libcurl: (51) SSL: no alternative certificate subject name matches target host name ‘api.ignitionfuel.org’- ~/.ignition/fuel/config.yamlを次のように変更してください。
- 変更前:
url: https://api.ignitionfuel.org
- 変更後:
url: https://api.ignitionrobotics.org
- 変更前:
- ~/.ignition/fuel/config.yamlを次のように変更してください。
- エラー2:rvizがOpenGL関係のエラーで落ちる場合は、以下の1行を.bashrcの最後に付け加える
- export LIBGL_ALWAYS_SOFTWARE=””
- export LIBGL_ALWAYS_SOFTWARE=””
(2)2番目の端末でロボットを動かすとrviz上で地図が生成されるのがわかる。注意点としてはロボットを壁などに衝突させないこと。衝突するとロボットの位置がずれて、地図も不正確な地図になってしまう。
$ roslaunch ca_tools keyboard_teleop.launch
(3) 3番目の端末を開き、以下のコマンドで地図を保存する。mymapは保存する地図名なので適宜変更する。画像ファイルのmymap.pgmと設定ファイルのmymap.yamlの2つのファイルが作られる。
$ rosrun map_server map_saver -f mymap
2. ナビゲーション
一度開いている端末を全部閉じ、ノードを落とす。新たに端末を2つ開く。
(1)1番目の端末で 以下のコマンドを実行してGazeboシミュレータとRvizを起動する。
$ export LOCALIZATION=amcl
- 最後の引数にはナビゲーションした環境のlaunchファイルを指定する。実行すると以下のGazeboとRvizが起動する。
(2) ナビゲーションの実行
- 2番目の端末で以下のコマンドを実行する。
$ roslaunch ca_move_base send_goal.launch
- 次にロボット初期位置の設定を確認する。
GazeboとRviz上でのロボットの位置が同じか確認する。ずれている場合は、起動したRvizメニューバー(下図)の緑枠で囲んだ”2D Pose Estimation”をクリックして選択し、ロボットの姿勢と位置が合うようにロボットの位置と向きを設定する。ロボットの位置にマウスのカーソールを持って行き、ロボットの向きにドラッグすると設定終わり。
- ゴールの設定
次に上図の赤枠で囲んだ”2D Nav Goal”をクリックして、初期位置を設定したのと同様に、ゴールの位置と向きを設定する。設定するとロボットが自動でゴールまで動き出し、設定した位置と向きを向いて止まる。
3.ハンズオン
- create_house.launch以外のシミュレーション環境を使って、地図生成とナビゲーションをやってみよう!
終わり
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