KITの入学式が4月1日に扇が丘メインキャンパスで挙行され,新入生1748名が入学しました.今年度から特別奨学制度「KITリーダシップアワード」が開始され,スカラーシップフェロー46名、スカラーシップメンバー104名が入学します.スカラーシップフェローに選ばれると国立大学標準額との差額が給付され,スカラーシップメンバーは年額25万円が給付されます.優秀な学生さんに入学してもらいたい強い意志の表れだと思います.
ちなみに,1学年の定員は1480名なので,1748名は定員の1.18倍に相当します.ロボティクス学科は定員100名で,入学者が144名程度なので1.44倍ととても歩留りが高かった結果になりました.入試形態が多様化している中で合格者のうち何名入学してくれるかを読むことは非常に難しく,どの大学も定員割れだけはなんとしても避けたいので,定員より多く合格者を出します.今年度は過去のデータが参考にならず,辞退者が少なかったので歩留りが高くなったのだと思います.学生数が増えると講義が大変になるのでうれしい悲鳴です.
KITは今,全学的に研究並びに産学連携に力を入れ始めています.その原動力は大学院生なのでスカラーシップに選ばれた学生の4年後に期待します.なお,大学院には338名が入学します.学部生の約2割がKITの大学院に進学したことになります.私のところも,院生6名,学部生9名という体制になり研究室の体制としては整いつつあります.
でむ
コメント