KITロボティクス学科新入生の皆さん。ご入学おめでとうございます。ロボティクス学科の出村です。新型コロナウイルスの影響で学科全教員との対面式はなくなり、200字のメッセージしかお伝えすることはできませんでした。この記事でもう少しアドバイスしますので参考になればと思います。せっかく、KITに入学したのですから、KITを思う存分使ってください!
アドバイス(新型コロナウイルス感染予防が一番大切です)
- 新型コロナウイルス感染予防(4/18更新):石川県、金沢市、野々市市は4/18現在、日本でほぼ最も人口あたりの感染者数が多いです。どんどん状況が悪くなっているので十分気をつけましょう。新型コロナウイルスは感染しても若者は比較的重症にならないといわれていますが、海外では若者が重症化したり死亡したりするケースが多く報告されています。感染したら自分1人だけの問題ではなく、知らずに他人に感染をうつしクラスターの発生源になり、人命が失われるかもしれません。一生後悔することになるでしょう。そうならないためは、不急不要な外出はしない、やむを得ず外出する場合はマスクをし、帰宅したら、うがい・手洗いを徹底してください。この危機は皆で協力して乗り切らなければなりません。皆でコロナと戦いましょう。
- インターネット回線の導入(4/18更新):多くの方はすでにアパートにインターネット回線が入っていると思います。ただ、スマホがあるからなくてと思っているあなたは注意が必要です。新型コロナウイルスの影響で、全国の大学で続々、授業がオンラインに切り替っています。KITも当面対面授業禁止、オンライン授業に変わります。もし、インターネット回線がないと間違いなくパケ死してしまいます。そうならないためにもアパートにネット回線を引きましょう!
- 夢考房プロジェクトへの参加(4/4更新):就職面接で「学業以外で力を注いだこと」が必ず聞かれます。本学には夢考房プロジェクトをはじめとする課外活動が100近くあります。自分の将来をよく考えて選んでください。とくにロボティクス学科の特色上、いろいろな学問を広く学ぶので、他学科と比較すると内容が浅くなりがちです。それを補うために、KIT独自の教育システムである夢考房プロジェクトへの参加をお勧めします。特に、プログラミングや設計・製作などのスキルは講義よりプロジェクト活動で身に付きます。さらに、同じ志を持った仲間もできるので充実した4年間を過ごせるでしょう。以下、ロボットを開発している夢考房プロジェクトと学科プロジェクトを公式SNSと紹介します。
- 夢考房プロジェクト
プロジェクト名 AI ソフト ハード 福祉 災害
救助備 考 RoboCup@Home 〇 〇 〇 〇 – 人の生活を助けるドラえもんのようなロボットを開発している。AIの知識とスキルが身に付くのはここだけ。ソフトだけではなく、ハードを含めてロボット全体を開発できる。活動場所は、夢考房2階の常設アリーナと近接したワークスペース。見学歓迎です! ロボット – 〇 〇 – – いわずと知れたNHK大学ロボコンで優勝できるロボットを開発している。毎年新しいロボットを製作し大会に出場するのはここだけ。夢考房3階の常設コートで活動しているのでぜひ。 ロボカップ – 〇 〇 – – サッカーをする人型ロボットを開発している。人型ロボットを開発し、歩行制御をできるのはここだけ。夢考房2階のサッカーコートと近接したワークスペース。見学歓迎です! メカニカルサポート – 〇 〇 – 〇 災害で人を助けるロボットを開発している。クローラー(無限軌道)型ロボットを開発しているのはここだけ。 - 学科プロジェクト
- ロボットエンジニア育成プロジェクト:
- 夢考房Junior:石川県で子供達向けのロボットプログラミング教育を普及し、未来のロボットエンジニア育成を目指すボランティア活動をしている。このメンバーが中心となってロボカップジュニア石川ブロックを運営中。ロボカップジュニア出身者は是非ご参加を!なお、活動は非定期で月1回程度なので、技術力をつけるために夢考房プロジェクトか研究室体験プログラムの同時加入をお勧めします。
- 機械系3学科研究室体験プログラム
- 出村研究室:国際ロボット競技会World Robot Summit 2020へ出場するAI搭載ロボットを開発中。未来のコンビニエンスストアがテーマのFuture Convenience Store Challengeに出場する予定です。希望者は学内の教員情報検索システムで調べて出村へメールをください。
- ロボットエンジニア育成プロジェクト:
- 夢考房プロジェクト
- 大学院への進学:大学院への進学は超お勧めです。一番は大きく成長することです。4年次にPDⅢという他大学の卒研に相当する科目があります。この科目は研究ではなくても良いので、必ずしも新しいモノ(理論、ソフト含む)を創るわけではありません。大学院の場合は研究、すなわち、新しいモノを創る活動を通じて、その能力を身に付けます。
これからの人材に必要な研究開発能力を向上させることができます。さらに、文献調査能力、英語力、プレゼンテーション能力、文章作成能力が徹底的に鍛えられます。つまり、学部卒と比較して能力が高いのです。そのため、院卒の学生は大企業から人気があります。本学でも院卒と学部卒を比較すると、圧倒的に院卒の方が大企業への就職率が高いです。なお、大企業の研究開発職者はほぼ大学院卒で、生涯年収も約5000万円高いというデータがあります。いかないという選択はない!?
続くかも。。。
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