意外に多いMITの女子学生

MITは理工系大学のイメージが強いせいか女子学生が少ないと思われていますが、実は以外に女子学生が多いのです。女子学生の比率は何%ぐらいだと思われますか?

2003年~2004年のデータでは、MITには学部生(undergraduate)が4112名、大学院生(graduate)が6228名在籍しています。そのうち女子学生は学部に1739名(42%)、大学院に1798名(29%)います。

SCHOOL OF Engineering(工学部)では589名(34%)、SCHOOL OF HUMANITIES, ARTS, AND SOCIAL SCIENCES(人文・芸術・社会学部)では70名(47%)、SLOAN SCHOOL OF MANAGEMENT(経営学部)では109名(41%)、SCHOOL OF SCIENCE(理学部)では457名(53%)となっています。MITも昔は女学生が少なかったそうですが、近年は男女の比率が同程度になっています。

男性と女性は一般的に得意分野が違うので、工学部では女性の比率が低く、Biology、Brain and Cognitive Scienceなどがある理学部では女性の比率が高くなっています。私が聴講した大学院の授業では、機械系の講義の場合は女性が2割弱しかいませんが、脳科学系の講義の場合は女性が7割もいます。

これを日本の工業大学トップの東京工業大学と比較してみます。東工大は学部生が4975名、大学院生は4903名でほぼMITと同じ規模の研究大学です。東工大ではそのうち女子学生は学部に550名(11%)、大学院で628名(13%)しかいません。これは東工大に限らず日本の理工学部では女子の比率が少ないのです。金沢工業大学にいたっては女子学生が7.3%しかいません。

科学技術を日本の社会により根付かせるために、初等中等教育で女子学生に科学や工学により興味を持たせる施策が必要であるとともに、工業系の大学側も女子学生を積極的に受け入れるべきです。工業大学がオタクの集団と思われ女性から人気がないことは、在学生、卒業生並びに日本の社会にとってもマイナスだと思います。

参考サイト

  • MIT Facts: Enrollments 2003-2004
  • 東京工業大学 統計データ
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