米国パデュー大学視察報告

先日,全学部会があり,その中でパデュー大学の視察報告会があった.その主要な部分を紹介したい.

パデュー大学は米国のイリノイ州にある1869年に設立された州立大学で全体では約7万2000人を擁する総合大学だ.工学部だけでは12学科,1学年が1600人程度とKITと同程度である.

まず,パデュー大学のレベルだがSAT上位30%程度が入学している.そのレベルの大学においても,入学者の学力差が開いており,初年次の数学,物理,化学教育では学力に応じたコースが提供されており無駄がない.この部分は我々も頭を悩ましており学力に応じたコース分けはせざるを得ないだろう.既にKITでも英語ではコース分けがされている.

さらにパデュー大学ではKITのプロジェクトデザイン教育と同様なi2i (ideas to Innovation)という科目がある.我々は1,3年次では製作,評価までは行っておらず,4年次のプロジェクトデザインⅢでのみ行っている.一方,パデューでは初年次から製作と評価が入っている点は参考にすべきである.また,工学部に女性が30%もおり,現在の学長は女性である.

なお,ある先生がパデュー大学視察で印象に残り紹介された次の言葉でこの記事を終えたい.

  • 教育者は「学ぶ環境」を作るデザイナーでなければならない  (詠み人知らず)

参考サイト


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