MITの英語学習法

私は週2回MITで英語の授業High-Intermediate Spoken and Written Communication)を受けているのでMITのESL(English Second Language)について紹介します。今までいくつかのESLの授業を受けてきましたが学校やコースによって全く教え方が違っていました(恐らく同じ学校で同じコースでも先生によって教え方が違うと思います)。私が受けているコースの先生は韓国人で18歳のときアメリカにわたってきた人ですが英語は当然ネイティブのようです。カルフォルニア大学バークレー校の言語学のPh.dを持っています。彼は18歳でアメリカに来たときは英語は十分に話させなかったそうですが苦労して英語を身につけたので、彼の教える内容は日本人にはとても参考になることばかりです。細かい内容についてはここでは紹介しませんが、英語の勉強方法について紹介しますので参考にしてください。

以下の2つを実行するとリスニングについては半年ほど、ライティングについては数年で驚くほど上達するそうです。私も9月に授業を受けたばかりなので効果はまだあまりありませんが試しています(4ヶ月たった今、リスニングは少し上達したように思えますが、ライティングは変わりありません)。

1.リスニング上達法:聞き取れるようになるまではとにかく毎日長時間英語を聞き続け脳に英語の音を識別できる神経回路を作ることが必要。そのためには作業をやりながら聞くことのできるラジオ放送はとても有効。MITのESLでは以下のラジオ放送を毎日聴くことを推奨していました(携帯用ラジオをポケットに入れ暇さえあれば聞く。)。

WBUR (Boston’s National Public Radio) FM90.0:  左のウェッブサイトに行き左上のListen Liveボタンをクリックするとインターネットで聞くことができます。
WRKO (The Talk Station) AM680:インターネットでは聞けません。

2. ライティング上達法:The New York Times (The Boston Blobeでも良いと思いますよ。)のEditorials (社説)を毎日精読(特にWriting Techniqueに注意)する(所要時間15分程度)。
http://www.nytimes.com

1.のWBURはアメリカの国営放送です。BBCのワールドニュースも時間帯によっては放送されます。HarvardやMITの教授がときどき出てきて最先端の経済や科学の話があります。昨年の12月は現代言語学の祖であり政治活動家チョムスキー MIT教授のインタビューがあり、アメリカ政府の政策を厳しく批判していました。WBURは国営放送ですがこのように論調は中立的です。

Harvard Extension SchoolのESLでもいわれましたが英語は急には上達しません。留学した人からよく聞く話は、「半年でリスニングはできるようになり、1年目が過ぎたころからなんとか話せるようになった。」ということです。毎日コツコツやるしかありません。

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