ロボカップジュニア体験講座の中身(子供達の感想あり)

小学校5,6年生が作成したサッカーロボット

小学校5,6年生が作成したサッカーロボット.バラエティに富んでいて素晴らしい.

昨日,KITサマーサイエンススクールで行ったロボカップジュニア体験講座の内容を写真で残しておきます.


1日目

午前

フローチャートの説明

フローチャートの説明

10時半講座スタート.

講座ガイダンス,スタッフと参加者の自己紹介の後,ロボカップについての講演.20分程度のビデオの後,クイズを実施.

フローチャートの説明をまず実施した.身近な例として学校に行く,行かないのフローチャートを説明.体温計の例は光センサと関連しており,わかりやすかったのでないかと思う.ただし,不等号はまだ習っていなかったので,その場で説明.

その後,ボールを追うプログラムを10分程度考えてもらった.実際にロボットになったつもりで,体を動かして考えてもらう必要がある.


ボールを追うアルゴリズム

ボールを追うアルゴリズム

光センサの場合は検出する角度が狭いので視界を前方だけに限るように手で左右を見えないようにし,ロボットの動作は前進,後進と回転だけで良い.

回答例をスタッフに紹介してもらい.これをレゴマインドストームのプログラムブロックに直し,ソフトの使い方を20分程度説明してもらった.

12時20分から13時半昼食.


午後

グラフの書き方の説明

グラフの書き方の説明

午後は,赤外線ボールを検出するための光センサのしきい値を決める実験を実施.赤外線ボールから光センサまでの距離を10cm感覚で10cmから1m50cm程度まで変化させ光センサの値を計測.

グラフの書き方を説明しようとしたが,既に小学校で習っているとのこと.ただし,データ点を直線で引いている.計測データには誤差があるので,各データ点の中間をとおるようななめらか線を引くように説明.最小2乗法の考え方を紹介.

このグラフを使い,センサの値を決めるよう説明した.説明はこれで終わり.後は,ロボットの改造と試合用プログラムの作成.

1日目終了.


2日目

午前

プログラムの動作確認

プログラムの動作確認

2日目はロボットの改造と試合準備.

10時半開始,11時半にロボット検査とデザインコンテスト.

1時間しかなかったが,子供達は何とかロボットの改造を終わり,トップ画像のロボットを完成.短い時間で良くやったと思う.

ロボット検査も全員パスし,昼食もそこそこに切り上げ試合までロボットの調整に余念がない.

午後試合があるので,昨日より昼食の時間を早める.12時から13時.13時からキックオフなので10分まえには教室に戻るように連絡.


午後

試合の様子.一気に教室がヒートアップ

試合の様子.一気に教室がヒートアップ

13時 キックオフ!

前後半5分,ハーフタイム2分.6チームの総当たり戦,フィールドは3つあり,各チームは連続して5試合を実施.

スタッフも主審と副審に分かれ,連続して審判を実施.

試合が始まると得点のたびに子供たちの歓声により一気に教室がヒートアップ.そのためか.一気に教室の温度も高くなり,クーラーが効いているはずだが汗だくになる.

観戦されていた保護者の方も笑顔で応援.


表彰式の様子.タイヤ―ドラゴンチームがデザインと競技の2部門を制する

表彰式の様子.タイヤ―ドラゴンチームがデザインと競技の2部門を制する

試合後は10分間の休憩をはさんで,元ロボカップジュニア世界大会チャンピオン監物君による「世界大会で勝つために」という講演.子供達は食い入るように講演を聞いていた.

その後,アンケートを記入してもらう.

その間,賞状の名前書きを行う.デザインと競技合わせて24枚あるので結構大変.

表彰式.タイヤドラゴンチームがデザインと競技の2部門で優勝.

サッカー競技

  • 優勝:タイヤードラゴン
  • 準優勝:チームドラゴン
  • 3位:ロボコンズ

デザインコンテスト

  • 優勝:ロボット名 T2 (タイヤードラゴン)
  • 準優勝:ロボット名 キャボット (ロボコンズ)
  • 3位:ロボット名 ドラゴンファイター (チームドラゴン)

最後は,総括を行い講座が15時20分に終了.


思ったこと

普段大学生を教えているので,小学生を教えるのは初めての経験.5,6年生ともなるとかなりしっかいしていて,説明もしっかり聞くし,宿題としてかなり分厚いロボカップジュニアのルールブックも読んできていた.半数も読んでいればよかったと思ったが,全員読んでいたので驚きと同時に子供達の本気を感じた.小学5,6年生には少し難しい講義内容と思っていたが,子供たちの飲み込みが早く,当初の予想よりスムーズに講座は進んだ.

これは,スタッフが優秀だったことにもよる.今回のスタッフはロボカップジュニアの元世界大会チャンピオン,世界大会参加者2名,夢考房ロボカッププロジェクト・ヒューマノイドリーグ班のリーダなどロボカップを知り尽くしている面々.ジュニアに関しては私よりはるか知識と経験が豊富だった.とても感謝しています.

個人的にも楽しかったので来年も実施しようと思う.是非,来年も応募してください.

でむ


子供達の感想 (原文のとおりタイプしました)

  • センサーの明るさや回転のパワーなどが強くても弱くてもいけないのが初めて知った。
  • たのしすぎて、おもしろかった!
  • 友達もできたし、思ったより楽しかったので来年もロボットサッカーのサマースクールがあったら絶対行きたいです。
  • とても科学に興味が持てたので来年も参加したいです。
  • とても楽しかったので来年もきたいです。
  • タイヤなどのロボットのぶ品が一杯あって二時間ぐらいかかっても、まだ少し完成していなかったので、ぶ品がいくらすごくても、はっそうりょくなどや努力が大事だとわかりました。とても楽しかったです。ありがとうございました。
  • ロボット改造してロボットどうしでしょうぶしてとてもたのしかった
  • ロボットのプログラミング自分達で考えて作れたのがうれしかった。
  • ロボットがすきだったのでできてよかった。
  • ロボットを作ったりしてみたい
  • ぼくも来年のロボカップにでたいけどロボットがないからなあ...
  • この講ざで、もっとロボットが好きになりました。
  • 自分でかいぞうしたロボットがたくさんゴールをきめてくれてよかったです。たまにオンゴールもされた。
  • ロボットの仕組などがわかった。

参加した子供達へ

今回はサマーサイエンススクールに参加してくれてどうもありがとう。皆さんのおかげでとても楽しく授業ができました。

先生もスタッフの先生も、思っていたより皆さんが熱心にロボット製作とプログラミングに取り組んでくれてうれしく思います。講座の内容は決して簡単なものではありません。大学1年生でも同じようなことをやっています。アンケートの結果、ほとんどのみなさんが説明を理解し、ロボットをうまく動かしていることに驚きました。参加した皆さんはとても才能があります。

来年の2月か3月に金沢でロボットサッカーの大会を行います。ロボットを持っていない人も参加できるようにしたいと思いますので是非参加してください。来年の1月にはこのブログで詳しいことを連絡できると思います。

わからないことや聞きたいことがあったら、下のコメント欄に書き込んでください。

また、お会いしましょうね。

出村公成 (でむらこうせい)

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