RoboCup春季競技会 やっぱりEIGEN(慶応)が優勝、WinKIT(金沢工大)は3位課題残る

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春季競技会参加メンバー&ロボット集合写真(KIT夢考房41)

5月2日から4日までRoboCup 中型機リーグ 春季競技会2005が金沢工業大学(KIT) 夢考房41号館で開催され、日本全国から8チーム、総勢約80名の参加者が集まりました。

5月2日から4日の14時まで予選リーグが行われ慶応EIGENチームが1位、阪大Trackiesチームが2位、KITのWinKITチームが3位、東洋大The Orientチームが4位で決勝トーナメントに進みました。4日の決勝トーナメントでは下馬評どおりEIGENが危なげなく優勝しました。残念ながらWinKITは準決勝でTrackiesに破れ、The Orientとともに3位となり、初出場で善戦した福井大学FC-Soromonsは敢闘賞を授与されました。

予選初日、特に午前中はメディアが多く取材に来たため各チームのロボットが緊張したのでしょうか?どのチームのロボットも動きがとても悪かった(初日午前中の試合だけを見てRoboCupのレベルがこの程度かと思われていたら残念です)のですが、試合を重ねるごとに調整が進みロボットの動きが良くなり決勝トーナメントは昨年の世界大会とほぼ同じ高いレベルの試合になりました。

5月4日(水) 決勝トーナメント

15時 準決勝 EIGEN(慶応) 4点 VS  The Orient(東洋大) 0点
前半はThe Orientも守りを固め1点しか許しませんでしたが、後半EIGENの新型ロボットのとても機敏な動きによりEIGENが優位に試合を進めました。昨年までのEIGENは組織プレーの印象が強かったのですが、今年は個人技のレベルも高くなっています。

16時 準決勝 WinKIT(KIT) 0点 VS Trackies(阪大) 3点
WinKITの荒さが出た試合でした。WinKITは再三攻め込みますがTrackiesの守りが固くなかなか得点することができません。1点目はWinKITデフェンスのオウンゴールでした。2点目はWinKITのデフェンスが甘くオープンなスペースを作ったため3~4メートル程度からTrackiesに強力なシュートを打たれ得点を許し、3点目はTrackiesのセットプレーからWinKITが失点しました。

WinKITも決定的なチャンスが数回あったのですが、シュートはいずれもゴールの枠を外れていました。WinKITの決定力不足のためTrackiesの組織プレーに完敗した試合でした。

18時 決勝 EIGEN 1点 VS Trackies 0点
決勝戦はとても白熱した試合になりました。EIGENは何度も攻め込もうとしますが、Trackiesのロボット達がペナルティエリア付近に壁を作りシュートを打つスペースがありません。前半終了少し前に、Trackiesのロボットがイリーガルディフェンス(ペナルティエリア内に10秒以上留まる)を犯し、EIGENにフリーキックが与えられ前半終了2秒前に得点しました。後半も前半同様の試合展開となり両チームとも得点できません。結局EIGENは前半のワンチャンスを生かし優勝したのです。

優勝の敷居がさらに高く
昨年まではタッチラインやゴールラインを割ったボールは、ライン上に置き直おされゲームを流していましたが、審判用コンピュータ(レフリーボックス)導入により、人間のサッカーと同じようにスローイン、コーナーキック、ゴールキックが導入されました。これによりただ闇雲に速く動いたり、強いシュートを打つのではなく精度の高いプレイが必要になったのです。ジーコジャパンが得意なセットプレイがとても重要になりました。

RoboCup中型機リーグが人間のサッカーに一歩近づき、優勝するためのレベルがまた1段高くなったことを実感した春季競技会でした。

成 績

優勝  慶應義塾大学 EIGEN
準優勝 大阪大学   Trackies
3位  金沢工業大学 WinKIT
3位  東洋大学   The Orient
敢闘賞 福井大学   FC-Soromons
RoboCup RoboCup 中型機リーグ 春季競技会2005 全試合結果

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