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RoboCup2005 中型リーグの参加チームが以下のように決定され、WinKITも選ばれました。昨年は24チーム中、23番目でやっと選出されましたが、今年から順番が公表されなくなったので何番目に選出されたかはよくわかりません。
今年はアメリカ、カナダ、台湾などから新チームが参戦し、今までになく面白い試合になりそうです。優勝争いはEigen、WinKIT、Trackiesなどの日本勢とTribots、Cops、Fightersなどのドイツ勢との激戦になると予想されます。今年はレギュレーションの変更があり、さらにFIFAのルールに近づき試合が面白くなりますので是非会場に足を運んでください。
なお、試合は以下の予定でインテック大阪で開催されます。
7月13日~15日:予選
7月14日:準決勝
7月15日:決勝
参加チーム
WinKIT(金沢工大)
Aros(スウェーデン)
BS-Tribots(ドイツ)
Cops(ドイツ)
DIT-RC
DTU(大同工大)
EIGEN(慶應大学)
Fighters(ドイツ)
Hibikino(九州工大、FAISロボット研究所)
IAUT(イラン)
Jays(アメリカ)
JiaoLong(中国)
Maniacs(ドイツ)
Minho(ポルトガル)
MRL(イラン)
Orient(東洋大学)
Penguins(オーストラリア)
Philips(オランダ)
Robofoot(カナダ)
Satrap(イラン)
Scarab(近畿印刷産業器材共同組合)
Soromons(福井大学)
TKU(台湾)
Trackies(大阪大学)
補欠:Spada(イラン)
今年で10回目を迎える夢考房プロジェクト発表会が2004年11月27日(土)に金沢工業大学で開催されます。
これはスポンサーとなられている企業や教育関係者などをお招きして現在17ある夢考房プロジェクトの1年間の成果を披露する場となっています。発表形式は口頭発表、作品の展示・説明並びにデモ等です。ご参加を希望される方はここに詳細情報がありますのでご覧ください。
書名:大学は学生に何ができるか
著者:増田晶文
出版:プレジデント社
ISBN:4-8334-9097-8
http://www.president.co.jp/book/9097-8.html
夢考房に関する待望の本がとうとう出版されました。私は夢考房に関する本を執筆していた関係(未発刊)で1年前から出版されると聞いていましたのでやっとの感があります。
この本は夢考房のある一面についてはよく書かれています。夢考房で活躍している数名の学生の物語は非常に興味深いです。ただ、著者の個人的な偏差値教育に対するうらみつらみにもかなりのページがさかれているので読んでいて暗くなってしまいました。恐らく著者のように偏差値偏重の世間の風潮により心に傷を負った人が結構いると思います。実際に金沢工大にもいます。そういった学生(ある種の自己否定)が夢考房の教育システムにより元気を取り戻してくれることを我々も願っています。この本をボストン日本語学校図書館に寄贈しましたので、御利用できる方は是非お読みください。
なお、夢考房にはいろいろな学生が参加していて、心に傷を負っていない優秀な学生も大勢います。つまり、夢考房があるから金沢工大を選んでくれた学生たち。そういった違う面もあることもここで述べておきます。別の角度から見た夢考房関連本の出版が待たれます。
金沢工業大学が文部科学省の教育版COEプログラムと呼ばれている「特色ある大学教育支援プログラム」に採択されました。 課題名は「工学設計教育とその課外活動環境」で、工学設計教育は1995年から開始された教育改革の目玉で、単に知識や技術を学ぶだけではなく工学に必要な一連の過程を学び体験します。 「その課外活動環境」は主として夢考房のことを指します。
私も1997年から工学設計教育関連の授業を担当し、夢考房もロボカッププロジェクトの指導責任者として見てきました。学内でも工学設計教育に関しては賛否両論がありますが、学生には概ね好評のようです。ただ、1,2年次は時間数が少なく、4年次では卒業研究の代わりに工学設計の授業を行いますが担当する先生により指導方法等が異なるので他大学の卒研と内容的にはあまり変わらところもあります。この教育システムの理念は素晴らしいので、運用の面で更なる工夫が必要と考えます。
夢考房については、本学独自の教育システムで成果も多々あります。昨年、100マス計算がいろいろなメディアで取り上げられて初等教育に大きな影響をあたえましたが、夢考房の教育効果はもっと大きいと考えます。なぜなら、このシステムは高等教育だけではなく、初等、中等教育にも適用可能だからです。人間の脳の可塑性から考えても、小学校から取り入れた方が教育効果は高いと考えます。夢考房の教育システムを詳細に研究することにより日本の教育システム全般に応用することが可能になります。そういった観点からも教育版CEOの採択の意義は大きいと考えています。
参考リンク
「特色教育」80件採択、単科大・地方短大も 文科省 asahi.com
教育版COE 文部科学省の「特色ある大学教育支援プログラム」に採択!! 金沢工大
ニューズウィーク国際版2003年9月15日号の大学教育特集Learning the Hard Way (Barbara Kantrowitz著)で金沢工業大学の夢考房が以下のように紹介されています。文中のFactory for Dreams and Ideasが夢考房の英訳、KITは金沢工業大学の略称です。なお、KITは商標登録されています。
"In Japan, a once obscure regional technical institute has emerged as a role model. The Kanazawa Institute of Technology doesn’t yet have the prestige of Tokyo or Waseda Universities, but it does boast that 99 percent of its students have jobs before graduation—a remarkable statistic in a slow economy. The transformation began more than a decade ago, when KIT officials began sending groups of professors and staffers to major U.S. universities to study how things were done. By the mid-1990s KIT launched a reform plan that emphasized hands-on experiences. At the Factory for Dreams and Ideas, students build projects like a robot that shoots basketballs or a solar-powered car. There are also close ties with Japanese industry, an important source of additional funding. The school has launched its own company to commercialize its research and development."
"As higher education becomes more of a global commodity in the next few decades, it’s likely that new ideas like the provo or KIT’s Factory for Dreams and Ideas will inspire professors and students far from their original shores."
夢考房のことを他大学の先生方に話すとその有用性を認められますが、なかなか自分の大学で実施するとなるといろいろな利害関係が働き難しいようです。強力なリーダのもとトップダウンでないと夢考房のような教育システムの実現は困難です。
