15RoboCup2004: 2004年6月アーカイブ

世界大会でメインレフリーを勤めるWinKITリーダー小沢君

今日はポルトガルにきて初めて雲を青空に見つけることができました。それでも金沢とは比べ物にならない天気の良さです。

二日目の試合結果 WinKIT: 5点 勝 VS JIAO-LONG:0 敗

運動性に勝るWinKITチームは終始敵陣で攻めますが、JIAOチームの守りも堅く思ったように得点できません。それでも相手の守備が乱れた時に着実に点を重ね5対0で勝利しました。これで、WinKITは一次予選グループAを一位通過し、二次予選に進出が決定しました。なお、詳しいグループBの慶應EIGENチームは2位または3位、グループCの阪大Trackiesは一位通過し、参加した日本勢は全チーム第二次予選に駒を進めます。

中国チームのロボットは全方向移動機構を搭載してない駆動輪が2つの通常の車体です。しかし、現在のロボカップではほとんどのロボットが全方向移動機構を搭載し、小型軽量化して高い運動性能を有するものが主流を占めつつあります。WinKITチームのロボットは今年で3年目ですので、ハードウェアのアドバンテージがなくなりつつあります。実際にこの世界大会でも我々より高い運動性能のロボットが数台あります。現在のハードウェアで優勝の可能性があるのは今年だけのような気がするぐらいロボカップは進化しています。

グループA結果
1.WinKIT (金沢工大) 4勝0敗 25得点1失点
2.FuFighters (ドイツ) 3勝1敗
3.5dpo (ポルトガル) 2勝2敗
4.Persia (イラン) 1勝3敗
5.JIAO-LONG (中国) 0勝4敗

グループB結果
1.COPS (ドイツ)4勝1分
2.Tribots (ドイツ)3勝1敗1分
3.EIGEN (慶應) 3勝1敗1分
4.MINHO (ポルトガル) 2勝2敗1分
5.CAMBADA 1勝3敗
6.IAUT 4敗

グループC結果
1.Trackies (阪大)
2.Attempt (ドイツ)
3.AIS/BIT robots (ドイツ)
4.Clockworks orange (ドイツ)
5.Mostly Harmless (オーストリア)
6.Aggilo (ドイツ)

グループD結果
1.Philips (オランダ)
2.AllemaniACS (ドイツ)
3.ISEPortg (ポルトガル
4.ISOCROB (ポルトガル)

抜けるような青空が続くリスボン

今日から2日間に渡って一次予選が繰り広げられます。WinKITチームはGroup Aとなりました。このグループは昨年の世界大会2位(WINKIT)、3位(Persia)、今年のGerman Open 2位(Persia)、ベスト8 (FuFighters)、Japan Open 2位(WinKIT)が入っている激戦グループで、死のグループと呼ばれています。ただし、このグループは他のグループより1チーム少ないので5チーム中上位4チームに入れば2次予選に進むことができます。

なお、二次予選も総当り戦なのでこの一次予選で4位以内に入れば順位は特に気にしなくていいわけです。


  • 12:00 Persia (イラン) VS JIAO-LONG (中国)
  • 13:00 FuFighters (ドイツ) 0点 敗  VS WinKIT (金沢工大) 14点 勝ち/li>
  • 16:00 Persia VS FuFighters
  • 17:00 WinKIT 3点 勝 VS 5dpo (ポルトガル) 1点 敗
  • 20:00 Persia 0点 敗 VS WinKIT 3点 勝
  • WinKITの試合結果(予選1日目):3勝0敗 得点20 失点1

    以下、試合の概要を紹介します。

    一次予選のリーグを以下に示します。これはテクニカルチャレンジの成績を基にしており、一番成績の良かったチームがグループAのPersiaチーム、2位はグループBのEIGEN、...と並んでいます。つまり、各グループの上位チームはテクニカルチャレンジの成績がよいわけです。

    でもこれは、ロボット1台の基本的なプレー技量を測るだけなので、サッカーのようなチームプレー、つまり実際の試合での実力とはかなり異なります。

    今年は、セットアップ期間が2日しかないうえに、テクニカルチャレンジで約3時間も準備時間が削られてしまいました。準備期間が短いので一次予選では動かないロボットやトンチンカンな動きをするロボットが続出するような予感がします。

      Group A
    1. Persia (イラン)
    2. JIAO-LONG (中国)
    3. FuFighters (ドイツ)
    4. WinKIT (金沢工業大学)
    5. 5dpo (ポルトガル)
    Technical Challenge

    セットアップできるのは今日一日だけで、明日から予選が始まります。予選リーグの組み合わせは今年から抽選ではなく、テクニカルチャレンジと呼ばれている競技の成績により決まることになりました。

    テクニカルチャレンジは、自陣のペナルティマークからボールをドリブルし、途中に置いてある障害物を避けて進み相手のゴールにシュートするものです。ハーフラインまでドリブルすると5点、相手もゴールに得点すると5点、障害物に衝突した場合は、フィールドの外にボールが出る度に1点減点されます。これを3回行い合計点の高いチームほど好成績です。なお、同じ得点の場合は総時間数の短いチームが勝ちます。

    Setup First Day
    WinKITチームは6月26日の夜リスボンに着き、27日は大会会場の下見が終わった後、雲一つない青空の中、史跡研修を行い見聞を広めました。

    さて、RoboCup2004の予選は30日から開催されます。今日28日と29日はセットアップ(試合準備)期間です。昨年よりセットアップの日数が1日削られました。ロボカップの中型ロボットリーグでは環境の認識を色で行っているため、会場の照明条件に合わせたビジョンシステムのパラメータを調整しなければなりません。そのため、調整にはかなりの時間を要するのです。

    RoboCup2004が、今サッカー欧州選手権Euro2004が繰り広げられているポルトガルで6月29日から7月3日まで以下の予定で開催されます。

  • 6/27:チームセットアップ

  • 6/28:チームセットアップ

  • 6/29:一次予選

  • 6/30:一次予選

  • 7/1:二次予選

  • 7/2:準々決勝・準決勝

  • 7/3:決勝
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