全日制(Full-Day)キンダーガーテンの子は好成績

Kindergarten Full-Day

マサチューセッツ州のキンダーガーテンは半日と全日制があります。The Massachusetts Department of Educationによると全日制に通っている子供の方が、読み書き、算数、学習のスキル、それだけではなく社会的、感情的な発達が優れています。

マサチューセッツ州では1999年に全日制の学校は全体の29%で、今では52%になり、将来的には全てのキンダーガーテンを全日制にしたいそうです。なお、ケンブリッジ市のパブリックスクールの場合は全日制になっています。子供の通っている学校は朝7時55分から13時55分までなので6時間です。

全日制増加の要因としては、共働きの家庭が多いという事情があります。ボストン近郊は家賃がとても高く家族4人の場合は月2000ドルはくだりません。さらに、白人の90%が子供を私立学校に通わせているということでその教育費も一人あたり月1000ドルはします。共働きはごく普通です。

共働きの家庭にとっては、全日制でも子供を14時には迎えに行かなければならないので、
授業終了後、アフタースクールなどに入れなければなりません。アフタースクールはコミュニティで運営しているところは安価なのですが少ないスタッフで比較的多くの子供達の面倒を見ているので、キンダーガーテンよりは教育の質は悪くなってしまいます。学校が全日制になることは一部の裕福な親以外にとってはありがたいことです。

一方一部の裕福な親にとっては、学校終了後に子供を自分の理想とする教育を受けさせる(例えば、ピアノ、バレー、スポーツ)時間が減るので歓迎すべきことではないでしょう。実際、金持ちが多く住んでいる地域では半日制が多いと聞きます。スポーツの世界ではトッププレーヤーの多くがそのスポーツを4,5歳から始めたということです。将来子供をプロスポーツ選手やプロの音楽家にしたい親は学校終了後の時間が重要になります。

アメリカはいいところもありますが、お金がないとつらいです。日本はその点、国立大学や公立の高校などで子供に最高の教育を受けさせることができるのでありがたいです。

参考文献
Morgan Baker, “Kindergarten-Full-Day Hihger Marks”, The Boston Parents’ Paper, pp.22-23, February, 2004

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