ボストンの年末年始

江戸城氷像の残骸
このウェッブサイトを見てくださっている方、新年明けましておめでとうございます。アメリカに来て迎える初めての新年でした。当然のことながら、アメリカと日本では新年に対する風習が違います。日本では大晦日は家族が集まり家で過ごす方が多いと思いますが、アメリカではFirst Nightを祝うフェスティバルが各地が開催されます。ニューヨークは特に有名で毎年タイムズスクウェアーで開催され、多くの市民や観光客を集めており、その様子は全米で中継されていました。

ここボストンでも、First Night 2004というフェスティバルが開催されボストンコモン(ボストンの中心にある公園)には多くの家族連れやカップルが集まり新年を祝っていました。特に新年になった午前0時すぎには花火が10分以上にわたって打ち上げられとてもきれいでした。The Boston Blobeによると150万人がこのフェスティバルに集まったとのことです。うちには小さな子供がいるため行けなかったのでとても残念でした。

さらに、今年はボストン日本協会創立100周年行事として、札幌雪祭りの関係者がきて、高さ6mの江戸城の氷像を作ったそうです。作業はクリスマス明けから初められましたが、平年よりボストンの気温は高く作業は難航しました。それでも、何とか完成しましたが、31日には暖かさのため壊れたそうです。12月31日は気温が摂氏7度(この時期のボストンとしてはとても暖かい)まで上昇しました。なお、ボストンのあるマサチューセッツ州と北海道は姉妹州関係にあります。私は1週間ぐらいこの氷像がボストンコモン(公園)にあると思っていて、1月1日に行きましたが危険防止のためにすでに完全に取り壊されていました。江戸城の残骸をみるととても悲しい気持ちになりました。

アメリカでは正月気分というものを全く感じることができません。街の飾りつけはクリスマスのままですし(我が家にもクリスマスツリーを未だに飾っている)、日本の正月テレビ番組の類はほとんどありません。留学期間も後3ヶ月弱となりましたので悔いのないように残りの期間を有効に使おうと考えている所存です。

平成16年元旦

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