アメリカの最新小学校教育

ケンブリッジ市のFamily Resource Center (日本の教育委員会のようなもの)で幼稚園と小学校低学年の教育について保護者向けのワークショップがあったので家族で参加しました。このワークショップの目的は小学校のカリキュラム全般についての保護者の方によくわかってもらうというものです。

この手のワークショップは年2回開催されます。その他に、アメリカでは小学校低学年については徒歩で通学できる子供達は親が送り迎えしなければならないので、毎日担任の先生と顔をあわせ話をする機会があります。その他に、授業参観、Newsletters(担任の先生が発行する手紙)、Room Parents (希望する親が授業の補助をするシステム)、発表会、宿題、連絡帳など日本と比較して親が子供の教育に関わらなければならないことはたくさんあります。私が一番驚いたことは親が子供の教育に責任を持つこと、具体的に毎日本を子供に読み聞かせるという書類にサインをさせられたことです。なあなあの日本と比べてこういうところははっきりしているなと思います。逆にいうと、こういうサインをさせないと何もしない親が多いということかもしれません。

アメリカは日本と違い、新学期が9月から始まります。しかも、日本の幼稚園にあたるKindergartenは1月1日までに5歳になる子供から入れますから日本より1年6ヶ月早く学校に通うことになります。ですから、日本の幼稚園年長と違い、小学校1年生の内容をレベルを落としたもになります。具体的にはKindergartenでは、読みに関しては初歩的なレベルの絵本、書くことに関してはアルファベット大文字、小文字をかけ、簡単な単語を書けること、算数は数を30ぐらいまで数えることが目標です。その他に音楽、美術、体育がありそれぞれカリキュラムがあり基本的にそれにのっとって授業が行われます。

とはいうもののアメリカだけあって、各学校の自由裁量の部分もあります。うちの子供の通っているKindergartenでは週2回イタリア語の授業があります。別の学校ではスペイン語や中国語の授業があるそうです。

さて、ワークショップの内容ですが、基本的なカリキュラムの説明の後は質疑応答です。参加者は我々の家族の他に、ハーバード大学に客員研究員で留学している台湾人の家族(彼らとは友人でWellesley Collegeに子供をつれて遊びにいきました)、その他に移民と思われる親が4人ぐらいです。合計8名ぐらいしか参加していません。しかも、全員Native speakerではありません。ケンブリッジ市で幼稚園に通わせている親の数は500人はくだらないと思うのに参加者が8名しかいないということには驚きました。そういえば、Boston Blobe の記事にボストン近郊(ケンブリッジも入ります)で白人の9割が私立の小学校に通わせています。この原因は、ボストン近郊では教育熱心の親は皆私立に通わせているためだと考えます。公立学校の先生やFamily Resource Centerはとても教育熱心に思えます。これはマサチューセッツ州で行われる統一試験の結果により、各市や各学校の評価が決まり、学校が統廃合されたり教員の首が切られるためではないでしょうか。

アメリカはつくづく競争社会だということを実感させられたワークショップでした

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